息を飲んだ。
分かった、そうだ…だからあの時…っ私がお母さんは転々とするって言ったから…っ
泉生さんは私の不安なんて、簡単に越えてた…っ…
私はバスをかけ降りて、肺が壊れそうになるくらい走った。
とにかく走って、近くにあったバス停に辿り着いた。
ここがどこかを確認してお母さんを電話で呼んだ。
[どうしたの~?]
「お母さん!!お願い!!」
私があまりに必死だったからだろう。
お母さんも驚いた様子を見せた。
[ちょっ、どうしたの?何かあった!?]
「お願い、お母さん!!私…」
[…なぁに?]
息がしにくくて、言葉に詰まってしまった私にお母さんは優しい声色でゆっくりと聞いてくれた。
「大切な人に、会いに行かないと…!!」

