君と初めましての再会

ここは、6年後の今だ。

現代に帰ってきたのだろう。
向葵ちゃんも頬に涙のつたった後が残っていた。
他の過去に行っていた人たちも起きたようで、どこか疲れきったかおをしていた。

みんな寝ていたのに何故そんな顔を?というきょとんとした顔をしていたけれど、私たちにはそんなことを気にする余裕は残っていなかった。

「向葵ちゃん…夢じゃないよね…」
不安が言葉になった。
幼かった時みたいに強く手を繋いだ。
「夢じゃないよ。私、知ってる気がするの。和志くんのこと」
「え?」

小さな動揺をこめて向葵ちゃんの方を見ると、目には希望が宿っていて驚いた。