君と初めましての再会


その言葉に胸が握り潰されそうな程苦しくなった。
忘れてしまうのではないかと不安に思ったのではない。

蓮美の言葉から声から、押し潰されそうなほどの沢山の不安が伝わってきたから。

ずっと抱えていたのだろう。
この不安を言葉に出来ず。
俺はバカだ。
蓮美はちゃんと未来に帰る覚悟がある。
無いのは俺の方だ。
蓮美が離れていくのを見送る覚悟なんて無かった。

蓮美の手を握って強く抱き締めた。
少し苦しいかもしれない。それでも、今寂しそうにしている蓮美の心に温もりが届いてほしかった。

「忘れない、忘れないよ、蓮美」
蓮美の頭にそっとキスをおとす。