君と初めましての再会

辺りはもう薄暗く、廊下の電気のスイッチは見つけられない。
照らしているのは上の小窓から差し込む月明かりと、教室の扉にある磨りガラスからにじむLEDライトだけである。

えぇ!?なに?こ、怖い…
鞄の紐をぎゅっと強く握り、後ずさる。
暗闇で誰で姿が見えないけれど、少しずつその足音はこちらに近づく。
だんだんスピードをあげる足音に不安でどんどん後ずさるけど、背後には棚があったらしく、そこが壁になり後ずされなくなった。

私は恐怖で身を震わせて、ぎゅっと目を強く閉じた。
っ…なに?怖い…泉生さんっ…。

「良かった…無事で…」
「っえ…」

その大好きな声に動揺してゆっくりと目を開くと、膝に手をついて荒く息をしている泉生さんの姿があった。