君と初めましての再会

舞踏会開催決定を機に、たくさんの生徒がそれぞれ大忙しで準備に当たっていて、てんやわんやしていた。

「ごめん!これ持っていってもらえない!?」
「わ、分かりました!」
「あぁ!そこいくならコレも!」
「はい!」
「じゃぁ、あの資料も持ってきてもらえるかな!?」
「了解です!!」

転校という設定で何一つ学校について知らない私たちのような面子はとにかく校内を走り回ってサポートをする、雑用のようなことしかしていない。
けれど、それでも周りはかなり助かるようで、仕事がはかどっているらしい。

教室を出る前に泉生さんを自然と探す。
すぐに見つけた艶のある黒髪。
そこだけ輝いて見えるからだろうか?