幼馴染の土葵くんは。






 海王学園は、SSクラス、Sクラス、Aクラス……とJクラスまでの全12クラスで構成されていて、成績順になっている。
 寮は、学年関係なくクラスごとの棟に別れていて、男女は別れていないからマンションみたいな感じ。
 食堂はないけど、高等部の敷地内には、スーパーとドラッグストアがあって生活には困らないようになっている。

 それに、3年間クラス替えもないからずっと同じ部屋で暮らすことになる。


 「和歌、何クラスだった?」

 「えーっと…SS!受験勉強頑張った甲斐があったよ……。胡桃ちゃんもSS?」

 「まぁ。」


 海王学園は、一応難関校と言われているから勉強はとても頑張ったんだよね……。
 胡桃ちゃんは、頭がいいから、私に教えてくれて余裕そうだった印象。


 「弓良(ゆみよし)土葵(とき)……同じクラス…なんだ。」


 クラス分けの掲示板に書かれている名前。


 「和歌?どうかした?」

 「ううん!なんでもない!制服取りにいこっか!」


 私はそれをそわそわするような、少しドキドキするような気持ちで眺めていた。