触れられない手



おばあちゃんの家を出て、
私はボロいアパートに引っ越した。

壁は薄くて、
夜になると外の音が全部聞こえる。

それでも、
一人にならなきゃいけなかった。

誰かに頼るのが、
怖くなってしまったから。