起きて、朝ごはんを食べ終え、部屋で読書をしていた。
「今から、使い魔呼ぶから。」
とエリアルが言った。
刺青が少し光った気がした。
「呼んだ?」
可愛い女の子の声がした。
あたしの目の前にリザとそっくりな白色の猫が現れた。
「マキ、名前を付けてあげて。」
「うん…」
なんて名前にしよう…
「マリ…」
「えっ?」
「マリって名前は?」
「いいよ。でもどうして?」
「ふふ…秘密。」
理由なんて簡単、あたしとエリアルの名前の一文字取っただけ…
「今日から、マリだよ。」
あたしはマリの頭を撫でた。
「よろしく!マキ!」
名前教えてないと思うんだけど…?
「多少前の記憶持ってるから…」
「そうなんだ…」
「これで、二つの儀式済んだな。」
二つの儀式?