翌日…
「…んっ」
目を開けると、横にはエリアル。
「もう起きたのか?」
「おはよう…」
「おはよう…もう少し寝てていいよ。」
優しくあたしの頭を撫でた。
…あれ?
「エリアルの腕…」
リザが消えた時、エリアルの腕にあった猫の刺青は消えてしまった。けど、今また刺青がある。
「あぁ…これか?」
あたしは頷いた。
「新しい使い魔ができた。」
「嘘!!」
「嘘じゃない。名前はまだ付けてない。」
名前…
「マキが付けてくれるか?」
「名前を?」
「そう。」
なんて名前にしようか…
「新しい使い魔を見て決めていい?」
エリアルはいいよと言ってくれた。