「エリアル、起きないよ?」

さっきまで苦しそうな表情だったけど、落ち着いた表情になった。

「しばらくしたら起きるよ。今は寝させてあげよう。」




ソファーに座り、自分で切ったところを消毒した。美弥ちゃんと秀長さんはエリアルの傷の手当てをしている。

エリアル大丈夫かな?

そういえば…あたしエリアルと生きるために悪魔になるだっけ?
悪魔になってもいいよね?…日本に帰らなくていいよね?どうせ、あたしの事なんて忘れてるよ…






「マキ様?」

「あっ…美弥ちゃんどうしたの?」

目の前に美弥ちゃんが立っていた。

「エリアル様が…起きられましたよ。」

その言葉を聞いて急いでエリアルの所まで行った。