アリスは立ち上がって叫んだ。


アンティークドールのような美少女はにっこり笑った。

『初めまして、望月マキ様。あたしの名前は、リザ・ホワイトです。』

片言だけどリザは日本語を話した。

『初めまして…』


ここに来て初めて通訳の仕事してない人で日本語を話せる人を見たかも!



「英語でいいですか?それから、アリス・クルージ様、お座りください。」

アリスはリザを見ながら座った。

なんかあたしに用事かな?





リザはあたしの横に立った。

「今から少しお時間ありますか?」

「今からですか?」

リザは頷いた。


「アリス。次の授業…」

「教授がぎっくり腰で休みだよ」


そう言えばそうだった。


「お時間が有るようですね。では、あたしに付いてきてください。」


何かあるのかな?


「アリス行ってくるね」

「うん、バイバーイ」


アリスは手をふった。