「ふふ…ここで時間を潰して、大丈夫だと思う?」

また、不気味に笑った。


なんだと?

まさか!!

「誰かを!!」

「ふふ…あたしね、ジャックと手を組んだのよ。」


何だって?!

まさか、家にジャックが!?

「簡単に行かせないわよ。」

立ち上がった俺にヴィクトリアが言った。

「はっ!お前がこの俺にかなうとでも?」

「なんで手組んだか解かる?」

そんなの知るか!


マキ、無事でいてくれ!


「あたし、エリアルが欲しいの」

は?

「何言ってんだよ。」

「本気よ…あたし、あなたが欲しいの…」

ヴィクトリアが近付いてきた。


「あなたの家、前セアレスが現れた時手に入れたでしょう?
なら、いいじゃない?ジャックに譲っても…」

マキを渡すだと?!
…そんなの嫌だ!!


「だめだ!ヴィクトリアこれ以上俺を怒らすのか?」