「東堂家の当主は女たらしねぇ」
ヴィクトリアがそう言うと、秀長が睨んだ。
「俺は違うぞ!」
「わかってるわよ!」
…そろそろマキ戻ってくるかな
「エリアル、マキのことが心配か?」
秀長が尋ねてきた。
「まぁ…」
「それにしても…魔王を育てるとはね…」
とヴィクトリア。
「…魔王だけど、俺の子供でもあるから」
「そうね…あっ…話があるの」
話?
「何だよ?」
秀長が尋ねた。
「あたし、ランバート家の当主になったから」
ヴィクトリアは当主の証の指輪を見せてくれた。
「おめでとう。」
「エリアルも当主になったんでしょ?」

