「頭を下げても無理です。たとえエリアル殿、あなたがメンフィールド家の当主だとしても…」
「なら…」
バンッ
いきなり部屋の大きな扉が開いた。
「秀長!!」
日本人っぽい男の人が立ち上がった。
振り返って秀長さんを見た。
「秀長さん!」
秀長さんは右腕を血で染めていた。もう片方で美弥ちゃんをしっかり抱いていた。
ゆっくりとあたしたちに近づいた。
「…秀長」
エリアルが呟くように言った。
円の中心にいるあたしたちの所まで来て片膝をついた。
「クレア殿並びに…お集まりの方々…エリアルとセアレスの願いを叶えてあげてください。」
秀長さん…

