秀長さんの家から戻って数日が過ぎた。

「これがマキ?」

マリと一緒に啓介からもらったアルバムを見ていた。

「そうだよ。五歳ぐらいかな?」

「かわいいな…」

この声は…


「エ、エリアル!」

振り返ると、エリアルが立っていた。

「ただいま」

「おかえり」

あたしの頬にキスをした。