「いいだろ?」
エリアルはあたしを抱き寄せた。
秀長さんはため息をついて、話題を変えた。
「この後どうする?」
「とりあえず、上の奴ら黙らせる。秀長も協力しろ」
「強制かよ!でも、無理だ。」
「どうして?」
エリアルは眉をひそめた。
「まだ公にしてないけど…親父の愛人に子供が出来た。」
秀長さんは静かに言った。
「しかも、その子供…男なんだ…」
「それじゃあ…この家継がないのか?」
エリアルが驚いて尋ねた。
「おそらく…もうじき、その女と子供が家に来るだろう…」
…可哀想…
「なんとか出来ないんですか?」
と聞いてみた。
「俺はこの家では邪魔者なんだよ?だから、こんな狭い部屋に入れられてんだよ」
部屋の空気が重くなった。

