「一度、セアレスに会ってみたいのだか?」
と父に聞かれた。
「今度連れてきます。あの、日本に2日ほど行ってきます。セアレスと」
「なぜ?」
「セアレスが日本人でして、ずっとこっちにいる許可をもらいにです。」
父は悩んだ末。
「あまぁ、いいだろ。行ってきなさい。」
その後すぐに部屋を出た。
「その年でもう当主か?」
この声は…
「ジャック…どうしてここに?」
右目に眼帯をつけたジャックが壁に寄りかかっていた。
ジャックの右目は、前第二書庫で戦った時、俺の力が当たり失明したらしい。
「セアレスはもう諦める。アンドリューはまだ動けないらしい…」
マキが妊娠したことは知らないな…
「自分の毒をモロに受けたからな…」
「だな…じゃあ…」
そう言うと、ジャックは長い廊下の奥へと消えていった。
五大貴族は時には協力者になり、時には敵となる。

