秋になっても冬になっても、茅ヶ崎とは塾で顔を合わせるだけで、全く話さない日々が続いた。
それどころか目もほとんど合わない。
なのに佐藤とは楽しそうに話している。
テスト前なのに、心が乱される。こんなの初めてだ。
「平塚くん、好きです!付き合って下さい」
「……ありがとう。でも、ごめんね」
クリスマス目前。
学校にて、何度目かの平塚が告白されている現場に遭遇した。
なぜ人は、絶対誰かが通るであろう場所で告白をするのだろうか。
「他に好きな人がいるとか?」
「いないよ。けれど、だからって付き合うことはできない。気持ちはありがとう」
告白した女子が俺の横を通って、走り去っていく。
「相変わらずだな」
「三島ぁ……のぞきとは趣味悪いな」
「彼女、泣いてたぞ。毎回断るけど……あんなバッサリ言わなくても」
「言わないと、あの子が次に進めないでしょ?」
「次?」
ごまかすように適当に言うかと思いきや、平塚は真剣な顔をして答えてきた。
「かわいそうだからってなあなあにしたり、宙ぶらりんにするのが一番よくないかなって。可能性がないならハッキリ言えば、あの子も次の恋に進めるかもしれない」
「……相手が答えを求めているかわからなくても?」
「告白したって事実がある以上、答えは出すべきだと思ってるから。相手の気持ちだけ知っていて、そのままでいることは難しいよ、俺はね。」
「……平塚は、誰ならOKするんだろうな」
「さあ。OKするというより、俺が告白したいと思った子なんじゃない」
俺が人間関係とか恋愛を避けてきた間に、平塚は随分大人になっていた。
平塚の言葉を反すうすればするほど、茅ヶ崎の顔が思い浮かんだ。
加えて、今の状況や今までの自分は最低なことをしていると、ようやく気づいた。
それどころか目もほとんど合わない。
なのに佐藤とは楽しそうに話している。
テスト前なのに、心が乱される。こんなの初めてだ。
「平塚くん、好きです!付き合って下さい」
「……ありがとう。でも、ごめんね」
クリスマス目前。
学校にて、何度目かの平塚が告白されている現場に遭遇した。
なぜ人は、絶対誰かが通るであろう場所で告白をするのだろうか。
「他に好きな人がいるとか?」
「いないよ。けれど、だからって付き合うことはできない。気持ちはありがとう」
告白した女子が俺の横を通って、走り去っていく。
「相変わらずだな」
「三島ぁ……のぞきとは趣味悪いな」
「彼女、泣いてたぞ。毎回断るけど……あんなバッサリ言わなくても」
「言わないと、あの子が次に進めないでしょ?」
「次?」
ごまかすように適当に言うかと思いきや、平塚は真剣な顔をして答えてきた。
「かわいそうだからってなあなあにしたり、宙ぶらりんにするのが一番よくないかなって。可能性がないならハッキリ言えば、あの子も次の恋に進めるかもしれない」
「……相手が答えを求めているかわからなくても?」
「告白したって事実がある以上、答えは出すべきだと思ってるから。相手の気持ちだけ知っていて、そのままでいることは難しいよ、俺はね。」
「……平塚は、誰ならOKするんだろうな」
「さあ。OKするというより、俺が告白したいと思った子なんじゃない」
俺が人間関係とか恋愛を避けてきた間に、平塚は随分大人になっていた。
平塚の言葉を反すうすればするほど、茅ヶ崎の顔が思い浮かんだ。
加えて、今の状況や今までの自分は最低なことをしていると、ようやく気づいた。

