驚いて顔をあげると、
榊さんの顔が至近距離にあった。
「あ、あの…明日は榊さんのお家訪問があるので…」
「うん。だから今日はお泊まりなしにする予定だったんだ。
でも元カレの話を聞いてから…気持ちが収まらなくて。」
榊さんが私の上に乗ってきた。
妖艶な表情を浮かべながら、
「ごめんね。なるべく疲れさせないようにするから。」と言いながら口づけをしてきた。
今までと違って、
心の準備ができていなく、少し慌ててしまう。
口づけをされているうちに、
いつも通りパジャマを脱がされていた。
「あ、あの今日あまり可愛い下着ではなくて…」
最初に榊さんの家に着ていたセクシーな下着ではなく、本当に普通の下着で、
色気もなにもなかった。
「全然気にしないよ。
もちろん下着が可愛いのも嬉しいけど、楓ってだけでドキドキするから。」
榊さんは私の制止を気にせず、
どんどん口づけしながら服を脱がせていった。
ーチクッ
今まで感じたことない痛みを感じた。
「痛かった?」
「いえ、少しビックリしました。」
私が体をビクッとしたので、
榊さんが気にしてくれたようだった。
「ごめん、俺のものだって印を付けたくて。
なるべく服を着たら見えないところに付けるから。」
どうやら痛みはキスマークのときのものだったようだ。
私はどんどんキスマークが付けられて、
困惑してしまった。
ー初めてキスマーク付けられたけど、
こんなに付けるものなの?
「あ、あのそれくらいで…」
「わかってる。
やり過ぎなことはわかっているんだけど、止まらなくて」
榊さんが申し訳なさそうな表情をしている。
ーどうすれば安心させてあげられるんだろう?


