「今から話すことは、
あまり大きな声で反応しないで欲しいんだけど、お願いできる?」
私はさっきみたいな大声は絶対出さないと決意し、大きく頷いた。
「ありがとう。
実はね橘に告白して振られたの。
それで思いを振り切るためにお見合いすることにして」
「えっ…」
思わず橘さんの方を見そうになったが、
今は見るべきではないとグッとこらえた。
橘さんがボディガードになって以来、
私との食事会も橘さんが来ていたため、
橘さんへの恋心を聞いたことは無かったが、
おそらく長い間好きだったのだろう。
2人がお互いにしか見せない笑顔で微笑み合っていた光景を何度も見ていたので、
絶対両思いだと思っていたし、
2人には幸せになって欲しかった。
「ごめん、言いづらかったら大丈夫なんだけど、何が理由で振られたの?」
ーおそらく橘さんも百合子のこと好きなはずなのに…
「自分は私とは釣り合わないと。
ただそれは建前で他に好きな女性がいるんだと思う」
ーおそらく最初の理由が本当で、
後は百合子の勘違いではないかと思う。
ただそんなこと、何も根拠がないのに言うことはできない。
私は何も上手い言葉が見つからず、
唖然としてしまっていた。
「そんな顔をさせてごめんね。
実は振られてから結構経っていて、
完全には吹っ切れていないけど、
前を向いてきたところだよ」
「そっか…何かこういうとき言えればいいんだけど…
何も気の効いたこと言えなくてごめんね」
「うんうん、聞いてもらえただけでありがたいよ。
連絡遅くなってごめんね。
橘も同席してるときにこの話ができるようになるまで、少し時間かかかっちゃって。
声が聞こえないとしても、思い出すと泣いちゃって心配かけちゃいそうでさ」
百合子は今は泣いていないが、
まだまだ表情は辛そうだった。
ーすぐには吹っ切れないよね。
ずっと好きだったのだろうから。
「もし何かできることあったら言ってね」
「あの、実はそれでお願いがあって」
百合子からお願いされることなんて殆どないため、嬉しくなって笑顔で「いいよ、なに?」と答えたら、
すごく申し訳なさそうな顔の百合子がいた。
あまり大きな声で反応しないで欲しいんだけど、お願いできる?」
私はさっきみたいな大声は絶対出さないと決意し、大きく頷いた。
「ありがとう。
実はね橘に告白して振られたの。
それで思いを振り切るためにお見合いすることにして」
「えっ…」
思わず橘さんの方を見そうになったが、
今は見るべきではないとグッとこらえた。
橘さんがボディガードになって以来、
私との食事会も橘さんが来ていたため、
橘さんへの恋心を聞いたことは無かったが、
おそらく長い間好きだったのだろう。
2人がお互いにしか見せない笑顔で微笑み合っていた光景を何度も見ていたので、
絶対両思いだと思っていたし、
2人には幸せになって欲しかった。
「ごめん、言いづらかったら大丈夫なんだけど、何が理由で振られたの?」
ーおそらく橘さんも百合子のこと好きなはずなのに…
「自分は私とは釣り合わないと。
ただそれは建前で他に好きな女性がいるんだと思う」
ーおそらく最初の理由が本当で、
後は百合子の勘違いではないかと思う。
ただそんなこと、何も根拠がないのに言うことはできない。
私は何も上手い言葉が見つからず、
唖然としてしまっていた。
「そんな顔をさせてごめんね。
実は振られてから結構経っていて、
完全には吹っ切れていないけど、
前を向いてきたところだよ」
「そっか…何かこういうとき言えればいいんだけど…
何も気の効いたこと言えなくてごめんね」
「うんうん、聞いてもらえただけでありがたいよ。
連絡遅くなってごめんね。
橘も同席してるときにこの話ができるようになるまで、少し時間かかかっちゃって。
声が聞こえないとしても、思い出すと泣いちゃって心配かけちゃいそうでさ」
百合子は今は泣いていないが、
まだまだ表情は辛そうだった。
ーすぐには吹っ切れないよね。
ずっと好きだったのだろうから。
「もし何かできることあったら言ってね」
「あの、実はそれでお願いがあって」
百合子からお願いされることなんて殆どないため、嬉しくなって笑顔で「いいよ、なに?」と答えたら、
すごく申し訳なさそうな顔の百合子がいた。


