「美優香は珍しくお寝坊さん?」
勉強会のおかげで無事、冬休みの宿題は終わり今日は初日で浅見君とまた会える!しかも学校の時間も短い!と思っていたら、嫌な予感が当たり寝坊した。それも五分くらい。徒歩だったらそんなに支障はでないが、バスだと、一分の遅刻でも行ってしまうため、今日は浅見君とは会えなかった。
「……うん。ああ、会えなかった。」
荷物を降ろしてすぐに机に上半身を預ける。乃愛たちが周りに来たのを感じたが顔を上げる元気もない。
「本当にその彼に夢中だねー。」
「いや、乃愛もあの人に夢中じゃん。」
「え!?いや、まあ、そうだけど。」
「……そういえば、その彼とはどうなったの?」
顔は上げずに会話に参加する私に少しでも明るくなってほしいと多分思ってる乃愛は近づいてくる音がする。
「超進んでる!微笑んでもらったし、休日遊びに行けたし!」
「そんなに進んでるなら両想いでしょ?」
日和が褒めていい気分にさせてるところを見ても日和基準は突破したのかな?でも寒い気配を放っているのを透本人も、乃愛も気づいてない。私含め三人はなんとなく分かっている。透が少しだけ乃愛に特別な感情を抱いていることを。
「透、昨日呼び出されてたよな。」
冬弥の声に反応して寒い気配は消える。
「そうだよ!聞いてくれよ。手紙を渡されたから俺宛かと思ったら、冬弥宛だったんだよ。」
「ありがとう。」
「いやーずるいよな。こんなに愛想ないのにモテるなんて!」
透はだいぶ落ち込んでいるようだ。まあ私から見たらどっちもモテそうだけど。
「悲しいね。告白された時意識しちゃったでしょ?」
日和は楽しそうな声で透をいじめているみたい。
「そりゃあもちろん!!」
更にいじけてしまった透を横目に乃愛が近づいてくる音がする。
「美優香はさ、例えば、好きって自分充てに言ってないのに意識しちゃったことない?」
「!!」
思わず顔を上げてしまった。まさか顔が上がるとは思ってなかったのか、真っ赤な顔は隠されてなかった。
「なんで突然?」
「あ、えと、今の話を聞いてて思い出したの。私が気になってる彼にされたの……!美優香は経験ない?今仲いい彼とか!」
好きって言われて意識したこと?
『安達さんも好き?』
確か、出会って間もない頃、嫌われてないか不安な時にそう言われて、周りの音が聞こえなくなるぐらい心臓がうるさかったな。それってもしかして、
「……今の私って乃愛から見てどう?」
熱い顔を隠しながらか独り言のようにか細い声で呟く。
「……恋する乙女って感じ!」
「そうだよね。」
ハーッとため息をついて、机にまた突っ伏す。
「?何かあったか?大丈夫?」
机に寝ている私とやっぱり私も恋する乙女か、と顔を覆っているであろう乃愛。透と冬弥はモテついて議論していたため気づいておらずどうした?と近寄って来た。
「……そう。これが恋。ね。」
『今日、休んだの?』
朝にあの事があって、一日中。浅見君のことで頭がいっぱいだった。家に着いた瞬間真っ先に自室に向かってベッドに飛び込んだ。そして少しボーっとしたあと、恋愛について調べようとスマホを開くと浅見君のアイコンが通知に載ってて思わずスマホを落としてしまった。
今日遅刻して同じバスに乗れなかったから心配してくれたのかな。震える手で脳内に浮かぶ浅見君の本当の笑みを思い出しながら文字を打つ。
『心配してくれてありがとう!今日は遅刻しちゃったけどちゃんと学校には間に合ったよ!』
変じゃないかな?好きなのバレてないかな。チラチラとスマホを見ながら頭を整理する。
私宛じゃないのに浅見君の好きに反応してしまった私は、最初から好きだったのかな。しかも、あの日から突然見せた心からの笑顔、距離の近さ、色んな表情を見てきた。でも一つ気になるのは浅見君と一番仲のいいと思われる相川君とのたまに違う温度感。
『よかった。よければモーニングコールしようか?僕も朝苦手だし。』
「ひゃ?!」
連絡来た、と何気なく開くと予想だにしない提案が書いてあって、思わず変な声が出てしまった。そしてゆっくりスマホを拾い頬を引っ張り現実か確認して、画面を見るが現実のようだ。
『うん!よろしく!』
どうやって今まで返事してたっけ?そう思いながら返事を書く。送れたらベッドにまた寝て枕を抱きしめてジタバタ暴れる。
『じゃあ、明日から電話するね。連絡来なかったら安達さんからしてもらってもいいかな?』
『もちろん!』
猫のスタンプでその日の会話は終わり、頭が覚醒して眠気が来なかった。
『プルルルー』
もう朝か。と思い、目をこすりながら時計を止めるためにスマホを見て落とす。そうだった!今日からモーニングコールをしてもらうんだった!眠かった目は完全に覚めてスマホを手に取ってボタンを押す。
『もしもし。』
『おはよう。起きれた?』
声が良すぎるよ!電話越しでしかも寝起きってこんなに違うんだ。
『うん!起きた!浅見君は朝苦手って言ってたけど全然起きれるじゃん!』
『いや、緊張して起きれたよ。』
『え?!』
緊張してくれたんだ!?思わず聞き返すと、浅見君は寝起きで頭が回ってなかったのか、
『ご、ごめん!今、言ったこと忘れて』
と、珍しく焦る様子だった。そして少し話して電話を切った。
「はあ。」
浅見君にだけある胸の高鳴り。これの正体に気づいてしまった。
「……好き、なのかな。」
浅見君はどう思ってるんだろう。この気持ちは封印した方がいいのかな?それとも……、
勉強会のおかげで無事、冬休みの宿題は終わり今日は初日で浅見君とまた会える!しかも学校の時間も短い!と思っていたら、嫌な予感が当たり寝坊した。それも五分くらい。徒歩だったらそんなに支障はでないが、バスだと、一分の遅刻でも行ってしまうため、今日は浅見君とは会えなかった。
「……うん。ああ、会えなかった。」
荷物を降ろしてすぐに机に上半身を預ける。乃愛たちが周りに来たのを感じたが顔を上げる元気もない。
「本当にその彼に夢中だねー。」
「いや、乃愛もあの人に夢中じゃん。」
「え!?いや、まあ、そうだけど。」
「……そういえば、その彼とはどうなったの?」
顔は上げずに会話に参加する私に少しでも明るくなってほしいと多分思ってる乃愛は近づいてくる音がする。
「超進んでる!微笑んでもらったし、休日遊びに行けたし!」
「そんなに進んでるなら両想いでしょ?」
日和が褒めていい気分にさせてるところを見ても日和基準は突破したのかな?でも寒い気配を放っているのを透本人も、乃愛も気づいてない。私含め三人はなんとなく分かっている。透が少しだけ乃愛に特別な感情を抱いていることを。
「透、昨日呼び出されてたよな。」
冬弥の声に反応して寒い気配は消える。
「そうだよ!聞いてくれよ。手紙を渡されたから俺宛かと思ったら、冬弥宛だったんだよ。」
「ありがとう。」
「いやーずるいよな。こんなに愛想ないのにモテるなんて!」
透はだいぶ落ち込んでいるようだ。まあ私から見たらどっちもモテそうだけど。
「悲しいね。告白された時意識しちゃったでしょ?」
日和は楽しそうな声で透をいじめているみたい。
「そりゃあもちろん!!」
更にいじけてしまった透を横目に乃愛が近づいてくる音がする。
「美優香はさ、例えば、好きって自分充てに言ってないのに意識しちゃったことない?」
「!!」
思わず顔を上げてしまった。まさか顔が上がるとは思ってなかったのか、真っ赤な顔は隠されてなかった。
「なんで突然?」
「あ、えと、今の話を聞いてて思い出したの。私が気になってる彼にされたの……!美優香は経験ない?今仲いい彼とか!」
好きって言われて意識したこと?
『安達さんも好き?』
確か、出会って間もない頃、嫌われてないか不安な時にそう言われて、周りの音が聞こえなくなるぐらい心臓がうるさかったな。それってもしかして、
「……今の私って乃愛から見てどう?」
熱い顔を隠しながらか独り言のようにか細い声で呟く。
「……恋する乙女って感じ!」
「そうだよね。」
ハーッとため息をついて、机にまた突っ伏す。
「?何かあったか?大丈夫?」
机に寝ている私とやっぱり私も恋する乙女か、と顔を覆っているであろう乃愛。透と冬弥はモテついて議論していたため気づいておらずどうした?と近寄って来た。
「……そう。これが恋。ね。」
『今日、休んだの?』
朝にあの事があって、一日中。浅見君のことで頭がいっぱいだった。家に着いた瞬間真っ先に自室に向かってベッドに飛び込んだ。そして少しボーっとしたあと、恋愛について調べようとスマホを開くと浅見君のアイコンが通知に載ってて思わずスマホを落としてしまった。
今日遅刻して同じバスに乗れなかったから心配してくれたのかな。震える手で脳内に浮かぶ浅見君の本当の笑みを思い出しながら文字を打つ。
『心配してくれてありがとう!今日は遅刻しちゃったけどちゃんと学校には間に合ったよ!』
変じゃないかな?好きなのバレてないかな。チラチラとスマホを見ながら頭を整理する。
私宛じゃないのに浅見君の好きに反応してしまった私は、最初から好きだったのかな。しかも、あの日から突然見せた心からの笑顔、距離の近さ、色んな表情を見てきた。でも一つ気になるのは浅見君と一番仲のいいと思われる相川君とのたまに違う温度感。
『よかった。よければモーニングコールしようか?僕も朝苦手だし。』
「ひゃ?!」
連絡来た、と何気なく開くと予想だにしない提案が書いてあって、思わず変な声が出てしまった。そしてゆっくりスマホを拾い頬を引っ張り現実か確認して、画面を見るが現実のようだ。
『うん!よろしく!』
どうやって今まで返事してたっけ?そう思いながら返事を書く。送れたらベッドにまた寝て枕を抱きしめてジタバタ暴れる。
『じゃあ、明日から電話するね。連絡来なかったら安達さんからしてもらってもいいかな?』
『もちろん!』
猫のスタンプでその日の会話は終わり、頭が覚醒して眠気が来なかった。
『プルルルー』
もう朝か。と思い、目をこすりながら時計を止めるためにスマホを見て落とす。そうだった!今日からモーニングコールをしてもらうんだった!眠かった目は完全に覚めてスマホを手に取ってボタンを押す。
『もしもし。』
『おはよう。起きれた?』
声が良すぎるよ!電話越しでしかも寝起きってこんなに違うんだ。
『うん!起きた!浅見君は朝苦手って言ってたけど全然起きれるじゃん!』
『いや、緊張して起きれたよ。』
『え?!』
緊張してくれたんだ!?思わず聞き返すと、浅見君は寝起きで頭が回ってなかったのか、
『ご、ごめん!今、言ったこと忘れて』
と、珍しく焦る様子だった。そして少し話して電話を切った。
「はあ。」
浅見君にだけある胸の高鳴り。これの正体に気づいてしまった。
「……好き、なのかな。」
浅見君はどう思ってるんだろう。この気持ちは封印した方がいいのかな?それとも……、


