「……今は「ごめんなさい!二人で居たいので!!」」
去ろうと思ったが、やっぱり譲れない!私だって頑張って勇気を出して浅見君との時間を勝ち取ったんだ。私は返事を聞く前に浅見君の手を引いて、走り出す。浅見君は嫌ではなかったのか、私の手を握って一緒に走ってくれた。
「浅見君。大丈夫?」
少しだけ走って振り返ると浅見君は下を見ていた。引っ張られたから付いてきたけど、やっぱり遊びたかった?!
「ご、「ごめんなさい!!」」
浅見君が何か言いかけたことに気づかず私は丁寧にお辞儀をして謝った。申し訳なさ過ぎて顔を上げられない。
「なんで謝るの?」
少しの間沈黙があり、普段なら沈黙も気まずくないのに状況のせいでこの時間が重い。と思っていると浅見君から声をかけられる。予想外の返事に思わず顔を上げると浅見君も驚いていた。
「え、だって、お友達と遊びたかったのに私が断ってしまったから。」
「……ううん。助かった、ありがとう、」
私の頭に手を置いて浅見君は爽やかに笑う。前と似たような表情だが今日のは相川君に見せていた、私が一番欲しかった表情。私の心臓は今日一番うるさい。でもまさかのお礼を言われ心の中では大暴れしていた。
「……またあの子の事で文句言いに来た……。」
「?なんか言った?」
「ううん何でもない。行こうか。」
浅見君が何か呟いていたが聞かれたくないようで誤魔化された。
「じゃあ、またバスで!」
あっという間に遅い時間になり、帰る時間が来た。会話は少ないけど好きなものや好みを知れてよかった。
「……あのさ、連絡先交換しない?」
「え!?」
交換したいなとは思ってたけどタイミングは少ないし、浅見君はそういうの嫌かなと思って聞けなかったけどまさか浅見君から提案してくれるとは。
「もちろん!よろしく!」
私は震える手でスマホを開きコードを見せる。
「ありがとう。じゃあ、またね。」
浅見君の今日最後に見た顔は今までの真顔や少し緊張した顔ではなく心から笑ってくれてるのだろうと思う顔でよかった。別れを告げてバス停まで歩く。少しは近づけたかな?ってこれ以上近づきたいってどこまで行きたいんだろう。友達?親友?それとも。この気持ちは何だろう。
「美優香!行くよ!」
冬休みは楽しんで、遊びに行ったり、クリスマスパーティーしたりした。乃愛たちとも沢山遊んで、今日は大晦日。たまたま乃愛たちはそれぞれ皆旅行中で会えないから、お母さんと二人で神社に初詣をしに向かうことになった。
「はあー。寒いね。」
神社に着くと大きなところだからか色んな年齢の人が沢山いて、お菓子からご飯、射的やヨーヨーすくいなどの屋台が並んでいる。横目に見ながら神社へ向かう。
「お母さん、おみくじしない?」
「いいわよ!お母さん今年こそは大吉狙うわよ!」
数十人並んでいるお参りをして、おみくじができる場所へ向かう。
「あー!お母さん、また吉!」
「ふふふ!私は、「あれ?!」」
去年と同じく吉だったお母さんに今年も大吉だった私は自慢しようとすると後ろから声が聞こえる。
「相川君?!」
振り返ると相川君が立っていた。相川君も私服おしゃれで高そうだな。
「久しぶり!一人?」
「ううん。お母さんと一緒に。相川君は?」
お母さんは横から出てきて相川君と挨拶をしている。相川君が1人なのか、きょろきょろ見渡していると、
「ああ、今日は伊織と一緒に来たんだ。お参りしててそろそろ来ると思うけど……。あ、伊織!」
伊織って浅見君の事だよね!急に心臓が早く鳴って来た。
「あれ、安達さんも来てたんだ。」
浅見君は今日もかっこよくて眩しい。そう思っているとお母さんに丁寧に挨拶してくれる。
「あ、そうだ、安達さん連絡先交換しない?」
相川君と前に約束した通り交換する。
「ありがとう。ってこの説明文、まさか宿題終わってない?」
ドキッと反応してしまった。アイコンの下にコメントを残せるんだけどそこに勉強、辛いって書いてあった。お母さんから少し離れてこそっと言う。
「そう。まずいの。」
「あちゃー。まあ頑張ろうな!」
そう言うってことはまさか相川君も……。
「要。引こう。」
何も知らない浅見君が声をかけ、二人もおみくじを引いた。
「ああー。俺、吉だ!」
「あら!私と一緒ね!」
相川君は明るい性格のためか、すっかりお母さんと盛り上がっている。
「浅見君は?」
「僕も大吉。」
「二手に分かれたな!」
お母さんと相川君は結果を見ながら話している。私は、恋愛の所には大切な人は離さないように。みたいなことが書いてあった。他も見たがいい事しか書いてなかった。
「浅見君は?」
お互い見せあうと、浅見君は大切な人は忘れないように。みたいなことが書いてあった。
「……どういう意味だろう。」
「ねえ、」
大切な人なのに忘れないようにって意味わからない。まるで記憶が消えてしまうかのように書かれている。
「二人とも!屋台いこ!」
そのあとは四人で話しながら屋台遊んだり食べたりして楽しんだ。
『今日はたまたま出会えてよかった!今年もよろしくね!』
この間遊んだ時のお礼しか書いてないメッセージを開いて文字を打つ。本当は年越しも連絡したかったけど迷惑かな?と思ってできなかった。でも今日はいいよね。
「あ!」
送信ボタンを押した瞬間から気持ちが落ち着かない。こんなに返事が待ち遠しい連絡は初めて。そう思っていると割とすぐ返事が返って来た。
『僕も楽しかった。今年もよろしく。』
メッセージのあとに送られてきたスタンプが猫でかわいい。なんか新たな一面を見れた気分。
私はスタンプを送って一人でスマホを握って悶えていた。
去ろうと思ったが、やっぱり譲れない!私だって頑張って勇気を出して浅見君との時間を勝ち取ったんだ。私は返事を聞く前に浅見君の手を引いて、走り出す。浅見君は嫌ではなかったのか、私の手を握って一緒に走ってくれた。
「浅見君。大丈夫?」
少しだけ走って振り返ると浅見君は下を見ていた。引っ張られたから付いてきたけど、やっぱり遊びたかった?!
「ご、「ごめんなさい!!」」
浅見君が何か言いかけたことに気づかず私は丁寧にお辞儀をして謝った。申し訳なさ過ぎて顔を上げられない。
「なんで謝るの?」
少しの間沈黙があり、普段なら沈黙も気まずくないのに状況のせいでこの時間が重い。と思っていると浅見君から声をかけられる。予想外の返事に思わず顔を上げると浅見君も驚いていた。
「え、だって、お友達と遊びたかったのに私が断ってしまったから。」
「……ううん。助かった、ありがとう、」
私の頭に手を置いて浅見君は爽やかに笑う。前と似たような表情だが今日のは相川君に見せていた、私が一番欲しかった表情。私の心臓は今日一番うるさい。でもまさかのお礼を言われ心の中では大暴れしていた。
「……またあの子の事で文句言いに来た……。」
「?なんか言った?」
「ううん何でもない。行こうか。」
浅見君が何か呟いていたが聞かれたくないようで誤魔化された。
「じゃあ、またバスで!」
あっという間に遅い時間になり、帰る時間が来た。会話は少ないけど好きなものや好みを知れてよかった。
「……あのさ、連絡先交換しない?」
「え!?」
交換したいなとは思ってたけどタイミングは少ないし、浅見君はそういうの嫌かなと思って聞けなかったけどまさか浅見君から提案してくれるとは。
「もちろん!よろしく!」
私は震える手でスマホを開きコードを見せる。
「ありがとう。じゃあ、またね。」
浅見君の今日最後に見た顔は今までの真顔や少し緊張した顔ではなく心から笑ってくれてるのだろうと思う顔でよかった。別れを告げてバス停まで歩く。少しは近づけたかな?ってこれ以上近づきたいってどこまで行きたいんだろう。友達?親友?それとも。この気持ちは何だろう。
「美優香!行くよ!」
冬休みは楽しんで、遊びに行ったり、クリスマスパーティーしたりした。乃愛たちとも沢山遊んで、今日は大晦日。たまたま乃愛たちはそれぞれ皆旅行中で会えないから、お母さんと二人で神社に初詣をしに向かうことになった。
「はあー。寒いね。」
神社に着くと大きなところだからか色んな年齢の人が沢山いて、お菓子からご飯、射的やヨーヨーすくいなどの屋台が並んでいる。横目に見ながら神社へ向かう。
「お母さん、おみくじしない?」
「いいわよ!お母さん今年こそは大吉狙うわよ!」
数十人並んでいるお参りをして、おみくじができる場所へ向かう。
「あー!お母さん、また吉!」
「ふふふ!私は、「あれ?!」」
去年と同じく吉だったお母さんに今年も大吉だった私は自慢しようとすると後ろから声が聞こえる。
「相川君?!」
振り返ると相川君が立っていた。相川君も私服おしゃれで高そうだな。
「久しぶり!一人?」
「ううん。お母さんと一緒に。相川君は?」
お母さんは横から出てきて相川君と挨拶をしている。相川君が1人なのか、きょろきょろ見渡していると、
「ああ、今日は伊織と一緒に来たんだ。お参りしててそろそろ来ると思うけど……。あ、伊織!」
伊織って浅見君の事だよね!急に心臓が早く鳴って来た。
「あれ、安達さんも来てたんだ。」
浅見君は今日もかっこよくて眩しい。そう思っているとお母さんに丁寧に挨拶してくれる。
「あ、そうだ、安達さん連絡先交換しない?」
相川君と前に約束した通り交換する。
「ありがとう。ってこの説明文、まさか宿題終わってない?」
ドキッと反応してしまった。アイコンの下にコメントを残せるんだけどそこに勉強、辛いって書いてあった。お母さんから少し離れてこそっと言う。
「そう。まずいの。」
「あちゃー。まあ頑張ろうな!」
そう言うってことはまさか相川君も……。
「要。引こう。」
何も知らない浅見君が声をかけ、二人もおみくじを引いた。
「ああー。俺、吉だ!」
「あら!私と一緒ね!」
相川君は明るい性格のためか、すっかりお母さんと盛り上がっている。
「浅見君は?」
「僕も大吉。」
「二手に分かれたな!」
お母さんと相川君は結果を見ながら話している。私は、恋愛の所には大切な人は離さないように。みたいなことが書いてあった。他も見たがいい事しか書いてなかった。
「浅見君は?」
お互い見せあうと、浅見君は大切な人は忘れないように。みたいなことが書いてあった。
「……どういう意味だろう。」
「ねえ、」
大切な人なのに忘れないようにって意味わからない。まるで記憶が消えてしまうかのように書かれている。
「二人とも!屋台いこ!」
そのあとは四人で話しながら屋台遊んだり食べたりして楽しんだ。
『今日はたまたま出会えてよかった!今年もよろしくね!』
この間遊んだ時のお礼しか書いてないメッセージを開いて文字を打つ。本当は年越しも連絡したかったけど迷惑かな?と思ってできなかった。でも今日はいいよね。
「あ!」
送信ボタンを押した瞬間から気持ちが落ち着かない。こんなに返事が待ち遠しい連絡は初めて。そう思っていると割とすぐ返事が返って来た。
『僕も楽しかった。今年もよろしく。』
メッセージのあとに送られてきたスタンプが猫でかわいい。なんか新たな一面を見れた気分。
私はスタンプを送って一人でスマホを握って悶えていた。


