※確認用

 中に入り、刹那さんは私に再度向き合って、問いかけた。
「俺は昨日、お前が酔っ払いを対処しているところを見た。あの手慣れた手つき、どういうことだ?」
 み、見た…?
刹那さんらしき人の気配は何も感じられなかった……
もしかして、あのフードをかぶった人、確かに声が似ているし、あの時顔は見えなかったけど、なんとなく雰囲気が似ている気がする。
 ど、どうしようっ、暗殺者ってことがバレたら………。
 さっと、血の気が引いていく。
 私は内心、すごく焦っていた。
 あ、あのフードをかぶった人が刹那さんだなんて…。
 落ち着いて、私。こういう時こそ焦らず、冷静さを忘れてはならない。
 一つ深呼吸をして再び向き合った。
「私もただの通りすがりなんです。それに、護身術として少しの知識があったので、それを使って対処しました。」
 私は怪しまれないよう、にこっと微笑んだ。
 とっさの言い訳で、何とか乗り切る。