※確認用

ら。人気者の刹那さんの隣を歩くのにふさわしくない。
 そんなこと、わかってる。わかってるよ…。刹那さんや人気者の人と歩いたら、周りから「似合わない」「地味な女」なんて、わかっているのに、いつもみんなから認めてもらえることを夢見てしまう。
 私は地味な暗殺者。
 もし、暗殺者じゃなくて、普通の女の子になっていたら。
〝可愛い〟とか〝愛らしい〟などは望まないから。ただ、普通の人でいたかった。……なんて、今更だよね。
 そんなことを考えているうちに、下を向いて歩いてしまう。
「あんなの、気にしなくていいから。」
「えっ?」
 反射的に足を止めて顔を上げると、刹那さんは何もなかったかのように歩いている。
 さっきの声、刹那さんだよね。…ふふっ、優しいところもあるんだな。
 私はいつの間にか、心が軽くなっていた。

 私と刹那さんが向かったのは公園。最近は、暗くなるのも早いんだな、とのんきなことを思いながら、公園のベンチに二人で腰掛けた。