※確認用

 このまま刹那さんを倒すこともできるけど、少し場所が悪い。ど、どうしようっ。
 刹那さんは私の顔の横に手をついて、反対の手で私のあごに優しく添えた。そして少し顔を上げられる。
「…へ?」
 も、もしかしてこれって…。か、かか壁ドンとあ、あごくいっ…。
 突然のことに、顔が真っ赤になってしまう。
「昨日の対処、ただの偶然か?何か隠してないか?」
刹那さんの目が鋭く光り、まるで真実を見透かしているようだった。
 刹那さんは私の目をまっすぐに見る。思わず目をそらしたくなるけど、そらしたら怪しまれるからだめだ。
「…何も隠してないです。」
「本当か?こっちはもうわかってるんだよ。じゃあなんで、ナイフなんか持っていたんだ?ただの通りすがりなんだろう?」
 …完全にやらかした。あの場でナイフを突き立てなければ、この事態は避けられたのかもしれなかったのに…。
「刹那さんに関係な…」
「で?どうなんだよ。」
 刹那さんは私の言葉をさえぎって聞いてきた。
 も、もうだめかもしれない…。気づいてるって言ってたし、もう隠すのは無理か…。