女嫌いな先輩に溺愛されています

放課後


なんだか廊下が騒がしい。


もしかして瑠加先輩かな……?



「れーい」



「る、瑠加先輩……!」


「早く行くよー」


「は、はい!」



先輩に手を引かれ教室を出た。



私、先輩と手繋いでる……


うぅ……


距離近すぎて……




心臓の音うるさい………




「あ、あの
これからどこに行くんですか?」



「知り合いがやってるカフェがあるからそこに行こーかなって」



カフェ……


定番のデートスポットなのかな……



デートしたことないから分からないけど。


「カフェあんまり好きじゃなかったりする?
今からでもれいの行きたいところに行く?」


「そ、そんなことないですっ……!
カフェ楽しみですっ!」



「なら良かったー」


先輩がこっちを向いて微笑んだ。


………っ


先輩、その笑顔……心臓に悪いですよ……


「れいチャン顔赤いよ?」


「………っ!」



先輩はいたずらっぽく笑った。


「行こっかー」


「は、はい!」



ドキドキしながらカフェへ向かった。





「いらっしゃいませー
……あ、水無瀬!」



「どーも」


あ、知り合いがやってるカフェって言ってたな。



「久しぶりだなーって……

え……?!水無瀬が女連れて来るとか……」




瑠加先輩と知り合いらしい店員さんはとても驚いた表情をしていた。


そ、そんなに珍しいことなんだ……



「いいから、席案内してくださーい」



「……は!
ごめんねー水無瀬の彼女さん!
席はこちらですー」




か、彼女……?




「ち、違いますよ!!」


慌てて否定したけど店員さんは聞いてくれなかった。



席に着いて紅茶とケーキを注文した。