「明日提出する算数の宿題プリント」
「お前よくオレのこと戦力外って言えたな!?」
「で、ぼくらのことは置いといて…樹と一はどう?」
「無視すんな!」
ぎゃあぎゃあと叫ぶ甘太郎に背中を向け、隣に座っていた2人を見る。
両者とも持ってきていたカバンの中をあさり、樹が最初に声をあげた。
「あ、俺ゲーム持ってきてたわ」
「おぉ、ス○ッチ2じゃん。よく手に入ったな」
「じいちゃんが偶然見つけてさ、いつも手伝ってるご褒美にって買ってくれたんだよな」
目を細めながらゲーム機を指先でなでる樹。
たぶん、スイ○チ2がもらえたという事より、憧れている祖父がプレゼントしてくれたという行為自体が嬉しいんだろう。
樹はおじいちゃんっ子だからな…。
ぼくが微笑ましい気持ちになっていると樹がそっと呟いた。
「…これで“ぽこあポケ○ン”ができる…」
うん、前言撤回。
やっぱり前者の方が強いかもしれない。
「なぁなぁ!ソフトは今何が入ってるんだ?」
ぼくの後ろからひょっこりと顔を出しながら甘太郎が聞いた。
「えーっと…今入ってるのは……」
樹がゲームを起動してソフトを確認した。
「…“あつまれどう○つの森”だな」
『納得のチョイス!!』



