天才少女!

『でも、莉奈は完璧だし大丈夫か』





颯太の言ってた言葉が頭から離れない………






私は、ずっとずっと完璧に生きてた、みんなの期待通り生きてた、





でも、ある時それが苦しくて颯太に居場所を与えてもらった





なのに、いきなりやめろ?おかしいよ………





「カンペキ」この言葉をずっと恐れていた






またあんなことになったら、そう思うだけで吐き気がする





















あの日

『莉奈って完璧じゃなかったんだ?嘘つき、さっさと消えてよ』






その言葉が心に刺さったまま抜けない















私が、まだ中学2年生の時




そのころは私の親父が組長として一番恐れられているときだった





私が若頭になったばかりの時でもある




でも、みんな優しく普通に接してくれていた











はずだった…





ある日の放課後、忘れ物に気づいて教室に物を取りに帰ろうとしたとき…




聞こえてきた、んだ





『莉奈ってたまに怖いよね』




『それな、完璧っちゃ完璧だけど、若頭とかいつ殴ってくるかわかんないし』





『理由もなく殴ってきたりして~』




『『それは怖いわー』』






『『アハハハハハ!!!!!!』』





私は、聞こえないふりをして何も持たず帰った







次の日、上履きがなかった




その次の日教科書がなくなった



その次の次の日、筆箱が無くなった




どんどん私の私物が無くなった




だけど、家族や周りの人には迷惑をかけられないから、誰にも言ってない





でもある時体操服が無くなり見つからなかった




先生に忘れた報告をするしかなくなり、みんなの前で忘れ物報告をして、その授業の休み時間







「若頭ぁ~!!」




「、」




「え、なんでいきなり」







若頭、そう声をかけてきたのは放課後私の悪口を言っていた一人だった







「え、だって完璧っちゃ完璧だからこれまでは何しなかったけど









かんぺきじゃない莉奈になんの利用価値があんの?」






「それな、いままでだまっていろんなことやってもらってたの、つまりパシッてたわけ






気づかなかったの??」







ううん、気づいてたよ、だけどたまたまかなと思って何も言わなかったんだよ







「何か言えよ、おい!」




ドンっ




肩が壁に当たった、ここがクラスでみんなが見てるのはお構いなし







「った」






「ふっ、ざまあ」





「てか、そもそも莉奈って完璧じゃなかったんだ?嘘つき、さっさと消えてよ」







「っ、」






ああ、こういうことになるんだ、やっぱり。極道の人間は普通に生きれないんだ









その後の事は何も覚えてない、泣きながら帰ろうが、適当に人を締め上げようが、




















私からしたらどうでもよかった