愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

「まったくいい迷惑だわ」
「ホントホント。こんな風にあたしたちの気を引こうだなんて最低ね」
「死んでいたら、急いで公爵様に報告しなきゃって思ったけど、死んでいないならこのままでいっか」

 三人はそんな不穏な会話にもかかわらず、ただクスクスと嫌らしく笑っていた。

 人が床で倒れているというのに、この子たちは何を言っているのかしら。
 死んでないからいい?

 もし仮に死んでいたら、どうする気だったのだろうか。
 報告して、ハイ終了となんてならないはずよね、きっと。

 でも世界が違えば、そんな簡単に人の死は片づけられてしまうのかしら。

 だとしても、人の死をこんな風に笑う神経が私には全然理解できない。
 何一つ面白いことなどないはずなのに、彼女たちはどこまでも私を馬鹿にしたように笑い続けていた。