愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

「あ、あの。料理長にご飯が美味しかったと伝えて下さい。でも私には少し多いようなので、残すにはもったいないから明日からはあの半分で大丈夫ですと」
「かしこまりました。他に何かご要望はありますか?」
「いいえ。大丈夫。では、私はルカ様のところへ行ってくるわ」

 さてさて。今日も少し暑そうだけど、楽しみだわ。
 まるで子どもの頃に戻った気分ね。
 昔は夏休みに虫取りとか、おたまじゃくしを捕まえたりしたもの。

 あー。そういうのもこっちにいるのかしら。
 虫だけじゃなくて、ルカにはいろんな生き物に出会ってほしいのよね。

 ああいうのって、子どもの時にしか出来ないものね。

 そんな風に思いながらダイニングを出ようとした私を、アーユが引き留めた。