愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

 それからどれくらいの時間が経っただろうか。
 ゴソゴソと部屋の中で誰かが動くような音で、私は意識を取り戻した。

「ううっ……」
「やだぁ、まだ生きてたし!」
「もうビックリさせないでよー。さすがに、もう死んじゃったかと思ったのに」

「ラナ、あなたったら、早とちりしすぎよ」
「だって、こんな床に転がって寝ているのよ? 普通、死んでいると思うじゃない」

 うっすらと目を開ければ、同じお仕着せを着た侍女らしき女性たちが三名ほど見える。
 おそらく私より若いその三人は、私を頭上から見下ろしながらしゃべっていた。