愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

「ふふふ」

 廊下を一人歩いていても、思わず声が漏れた。
 別に彼女たちを徹底的に断罪したかったわけじゃないけど、食べるものはちゃんとしないとね。

 これから毎日ルカと遊ぶんだもの。
 ちょっとは体力を付けないと、この前みたいに倒れてしまったら大変だわ。

 だいたいあの子たちのせいか分からなけど、この体は痩せすぎよ。

 絶対、体重は40キロちょっとしかなさそう。胸もないし、ガリガリもいいとこね。
 足なんて棒みたいだし。転んだら絶対折れるわ、これ。

 もうちょっと太らないと。
 前世みたいにコンビニご飯とお菓子ばっかりで太りすぎなのも健康にはよくなかったけど、少なくとも貧血とかで倒れたことはないからなぁ。

 やっぱり、痩せているよりかは多少ふっくらの方が健康的よね。
 だいたい私、食べるの好きだし。

「それにしても、ご飯が楽しみだわ」

 一人ブツブツ言いながらダイニングの扉を開けると、中には昨日ぶりとなる公爵の姿があった。