愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

「昨日お昼にもいただいたけど、とてもここの料理は美味しかったわ。城で食べたものよりも、ずっとね。だからこれからも楽しみにしていいかしら?」
「もちろんです、奥様。すぐに朝食を作り直しいたします。どちらまで運びましょうか?」

 そう言いながら、料理長はジロリと侍女たちを睨みつけた。
 おそらく彼らが運んでくれるのかもしれないわね。
 それなら、わざわざ二階にある自室までっていうのも気が引けるわ。

「それならダイニングまでお願いするわ。その方が手間にはならないでしょう」
「かしこまりました」

 深々と頭を下げる彼らに微笑むと、一人厨房をあとにした。