愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

 へぇ。そういうことだったの。
 前日の廃棄物をわざわざ朝食に持ってきていたってこと。
 用意周到というか、なんというか。ビックリするほど悪知恵が働くものね。それにしたって、そこまでしなくちゃいけないほど恨みでもあったのかと思うわ。

 見ている感じだと、恨みというよりただの自分たちのストレス発散というか、遊びの延長に思えてしまう。だからこそ質が悪いのだろうけど。

「ではこの侍女たちが、私にわざとそのようなものを食べさせていたということなのでしょうか」

 私は横目でちらりと彼女たちを見た。
 自分たちのせいにされかけた料理人たちも皆、侍女たちを睨みつけている。

「ち、違う! あたしたちは何もしていないわ」
「では、私のために料理人たちが作ったご飯はどこに消えたというの?」
「そ、そんなの……」
「知らないはずないだろう。毎日、あんたたちに渡しているんだ! しかも三食きっちりだぞ」

 呆れて物も言えないわね。
 たかがご飯とはいえ、三食も自分たちで食べていたってことでしょう。