愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

「んんん。って、まさか……そういう展開? みたいな? 私、もしかして過労死しちゃったとか……」

 死んだ記憶も、そのあとに転生してしまった確証もない。
 しかし鏡に写る自分は、確かにあの物語の中の継母に思えた。

 だけどそれ以上に痛む頭に、私はその場に小さくうずくまる。

 痛い。なんなの、この痛み。

 頭が割れてしまいそう。痛み止めはどこなの。
 水差しの中も空っぽだし、水道は見当たらないし。
 このままじゃ本当に死んでしまうわ。

 そう思っても体はそれ以上動くことはなく、頭を押さえたまま私は意識を失っていた。