愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

「はぁ?」
「だって侍女でしょ、あなた達。私がその仕事をしてしまったら、あなた達は何をするのかしら」

 食事を持っていた侍女の一人が、叩きつける様にテーブルに食事を置く。
 その勢いで、スープがテーブルへとこぼれた。

 ただでさえ具のないスープは、もう半分くらいになってしまっているだろうか。
 あの固いパンも一緒に置いたため、パンは水分を吸い始めていた。

 もったいないけど、さすがにもうそれは食べられそうにない。
 今までは食べ物を粗末にしたくなくて食べていてけど、もうそれも無理そうだ。

「あたしたちは誰かさんと違って、暇じゃないんです。他の仕事もたくさんあるんですよ」
「そうです。馬鹿にしないでください!」
「馬鹿になんて、誰もしていないわ。てっきり、あなたたちがこの部屋付きの侍女かと思ったのだけど、もっと身分が低かったようね。勘違いしていたようで、ごめんなさい?」

 私はそう言いながら、ベッドから起き上がる。