愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

「ところでルカ様はここで何をしていたんですか?」
「えと、虫を……」

 ルカは視線を私の足もとへ移す。
 ああ、男の子って、虫好きだもんね。
 観察していたってことか。

「虫の観察をしていたんですか?」

 ルカはややおどおどしながらも、こくんと頷いた。

「私も一人でやることがないので、ルカ様と一緒に虫を観察してもいいですか?」
「え、ビオラ様も?」
「お邪魔でなければ、ですが」
「邪魔なんかじゃないでしゅ。一緒にしてくだしゃい」

 ルカの満面の笑みを見ていると、私の心も満たされる気がした。