愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

「いい天気だけど……、あつーーーーい」

 暑すぎる。全然初夏じゃないわ。真夏よ、これ。

 しかも無風のせいか、じわりと汗が体にまとわりついてくる。
 それに病み上がりなせいだけじゃなくて、この子、体力なさすぎだわ。

 やっとの思いで屋敷の庭までたどりついたものの、その中央にある噴水に行くまでにすでに体が重く動かなくなってしまった。

 その場でしゃがみ込んだのはいいものの、ここから部屋に引き返すのかと思うと地獄ね。

 めまいまではいかないけれど、フラフラして息が上がっちゃっているし。
 どうしよう。無理すぎる。キツイよ。

 しかもここで倒れたところで、昨日みたいに誰も助けてくれないんでしょう?

 推定夫君にも喧嘩売っちゃったし、死亡フラグしかないじゃない。もう少し考えて行動すべきだったわ。
 ここまで動けないなんて、想定外なんだもの。