愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します

 だけど描かれてなくとも、ここが生きた世界なら独自の文化があるってこともあるのか。
 いやでも、それにしたってあれはないわ。

 量も一般的に見て、あれでは子どもの朝ご飯ですら足りないと思う。

 大人が摂取する栄養としては、極端に少なすぎるだろう。
 そう考えると、本当に今まで私ってここでどんな暮らしをしてきたのかしら。

 それに気がかりなのは、あの侍女たちの態度。
 あからさまに私を見下しているというか、バカにしているって感じだったわね。

 現時点で分かっているのは、この体の子は元王女で、この家は公爵家。
 そしてここへ嫁いできたらしいということ。

「元王女で、現公爵夫人でしょう? それなのにあの侍女たちの態度って、ありえないわ。たとえ主従関係がうまくいってないとしても、身分は明らかにこちらの方が上じゃない」

 だいたい侍女っていうのは、使用人。つまり彼女たちにとって、ここは職場よね。

 別に上下関係を持ち出すつもりはないけれど、雇用主がいくら公爵だからといって、その夫人にしていいことではないはず。

 だけどあの感じを見ると、今までこの子は何も言い返してこなかったみたいね。