喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】


次の日、悠乃は迎えに来てくれた克くんに大野さんが来た事を報告した。

お店が終わると2人は家まで歩くことに…

少し坂になっていて思ったより歩くときつかった。

20分ほど歩くと

「ここだよ」と大きな門の前で克くんは止まった。

「凄い…ハァハァ、素敵なハァハァ…お家ね…思ったよりきつかったよ、克くん」

「やっぱり?(笑)悠乃さん体力ないなとは思ってたけど」

「体力…ないかも…自覚した〜」

「だろ(笑)でもテーマパーク歩くのだけは元気なんだよな〜最初に行った時?実は結構足に来てた(笑)」

「ごめん〜あの日は久しぶりでテンション上がって連れ回しちゃったから」

二人で笑いあった。

「おーい、早く入ってこーい」

玄関からお兄さんが呼んでいた。

2人は玄関に行くと

「全く、声がしたのに中々入ってこないんだから…」


「歩いて来たから息を整えてたんだよ」

「まあこの坂はね〜どうぞ」

「お邪魔します」

玄関を入って左に広い和室があり、みんな座っていた。

「こんばんは、小川悠乃です、よろしくお願いします」

克くんの隣に座るとお父様が名刺を出してきた。

すると悠乃は

「あっ、名刺は結構です、自分も持ってないですし、お仕事で繋がりたいわけではないので…」

お父様は名刺を引っ込めた。

「すみません、図々しくて」

悠乃は謝った。

「いや、確かにそうだな、家族になるのに名刺は渡さんか(笑)」

「…すみません!」

「構わんよ、ワシは立木聡(たちぎさとし)克哉の父親だ、よろしく、こっちがカミさんの真理子(まりこ)」

「よろしくね」

「はい、よろしくお願いします」

綺麗な人だ…