「あかりちゃん、5番テーブル新規のお客様お願いします」
「はーい」
いつものように呼ばれテーブルに向かう塔子だが、普段新規のお客さんにつくことはあまりない。
それは勤務先であるタカミヤホールディングスが従業員の副業を認めてはいないためで、もしアルバイトがばれれば塔子は仕事を失うことになってしまうからだ。
だからこそ、塔子は初めてのテーブルに着くときには緊張する。
「いらっしゃいませ、あかりです」
ボックスシートになっているテーブルの前で挨拶をした塔子は、ゆっくりと頭を上げる。
そして次の瞬間、息が止まりそうになった。
「副社長」
「意外なところで会うな」
普段あまりメイクをしない塔子のことだから、黙っていればごまかせたのかもしれない。
今の自分の仕事を失いたくないと思うのなら、嘘をつき通すべきだったと思う。
しかし、遅すぎた。
「はーい」
いつものように呼ばれテーブルに向かう塔子だが、普段新規のお客さんにつくことはあまりない。
それは勤務先であるタカミヤホールディングスが従業員の副業を認めてはいないためで、もしアルバイトがばれれば塔子は仕事を失うことになってしまうからだ。
だからこそ、塔子は初めてのテーブルに着くときには緊張する。
「いらっしゃいませ、あかりです」
ボックスシートになっているテーブルの前で挨拶をした塔子は、ゆっくりと頭を上げる。
そして次の瞬間、息が止まりそうになった。
「副社長」
「意外なところで会うな」
普段あまりメイクをしない塔子のことだから、黙っていればごまかせたのかもしれない。
今の自分の仕事を失いたくないと思うのなら、嘘をつき通すべきだったと思う。
しかし、遅すぎた。



