杏と過ごす時間は、塔子にとって唯一安らげる時間。
年齢は4つ下だが、何でも気兼ねなく話せる友人のような関係。
しかし、塔子が杏を気にかけるのにはほかにも理由がある。
それは、塔子の弟と面影が重なるからだ。
4歳下の弟・海斗は杏と同い年で、今は国立大医学部の六年生。
春には大学を卒業し医師になる予定だが、小さい頃から塔子のことを慕ってくれるかわいい弟だ。
「正直に、嫌なものは嫌とはっきり言えばいいと思います」
「そうね」
口数が少なくおとなしい印象を持たれる塔子だが、実際は頑固で負けず嫌いな性格だと自分でもわかっている。
できませんとギブアップしてしまえば済むことを、負けたくない一心でつい頑張ってしまう。
今までずっとそうやって生きてきた。
だから今回も、できるところまで頑張ろうと思ってしまうのだ。
年齢は4つ下だが、何でも気兼ねなく話せる友人のような関係。
しかし、塔子が杏を気にかけるのにはほかにも理由がある。
それは、塔子の弟と面影が重なるからだ。
4歳下の弟・海斗は杏と同い年で、今は国立大医学部の六年生。
春には大学を卒業し医師になる予定だが、小さい頃から塔子のことを慕ってくれるかわいい弟だ。
「正直に、嫌なものは嫌とはっきり言えばいいと思います」
「そうね」
口数が少なくおとなしい印象を持たれる塔子だが、実際は頑固で負けず嫌いな性格だと自分でもわかっている。
できませんとギブアップしてしまえば済むことを、負けたくない一心でつい頑張ってしまう。
今までずっとそうやって生きてきた。
だから今回も、できるところまで頑張ろうと思ってしまうのだ。



