咲教授の数学推理ミステリー


「駄目だよ!!


咲教授!!

ちゃーんと、事件解決しなきゃ!!

人が亡くなってるんだよ?

好きな事だけしちゃ駄目なんだよ?」



お前が好きなショートケーキを3つ買ってきておいて。


人に言える立場じゃないだろ!!




ーーという愚痴をぐっとこらえ、ため息をついた。



「それはそうだが………僕は興味がないんだよ。


本当にね。


それに、人が死んでいようがなんだろうがだ。



ソクラテス団から君を守るのが本望なんだから」



初めてみた二人の言葉に、目をぱちくりさせて見る本部長。



辞めろ、辞めろ!!



変な誤解をされてるぞ!!


あぁ、あぁ。


気まずそうに本部長が、下をうつむいてる。




「あの……お二人さんは付き合っているのですか?」



「いいえ。


僕は、彼を守るナイトに近いな」



………馬鹿教授!!



「んー、僕わね。



あのソクラテス団って人の団長と何処かであった気がするの。


どこであったか分からなくて。



困ってたら咲教授が助けてくれたんだよー」




理由のわからない説明で、ポカーンとする本部長。



もういい!!



お前ら喋るな!!




「えっと、結局どうするんですか?



教授。


勇斗もそう言ってますけど」



「そうだな……。


本当は興味がないんだが、



だが、勇斗がそんな事言いだすということはーー確率が増えーーーー」




ブツブツ何かいい出した後。




「仕方ない。


やってあげよう」



「えぇ!?


いいんですか!?



あんなに嫌がってたのに!?


本当に!?」



ケーキを倒してしまった、本部長。



その先にいたのは、勇斗で………。



「本部長さん……ひどーい!!」



と泣き出す勇斗。



そこで、きつく睨む咲教授を宥めるというのは何回目だろう。



こうして、俺達「数学探偵クラブ」は成り立っており。



いっつも、俺が仕立て役。



ワトソンは俺で、ホームズは咲教授。



そして……この勇斗は何役なんだろうといつも不思議に思う。