「事件状況⑥だ。
証言はこうだ。
ドサリと金属がぶつかる大きな音がした秘密警察公安。
元々妻が使っていた仮の生の剣が刺されていたが切り口が違う。
身体がボロボロになるでに儀式用の塩酸をかけられた後があり、ローブは新品で元妻のやつだった。
海で魚たちが大量に死んでいた。
これらの状況から推理すると、途中から警察にマークされていたことを知らなかったんだろう。
そこで慌てて、用心して持っていた塩酸とローブ元妻のやつを被せて凶器を消し海に投げ捨てた。
元妻にカモフラージュさせようとしている仕草からやはり真犯人は教祖だよ」
「だが、証拠はない。
私が犯人だと、どうしていい切れる?」
教授は指を鳴らし、人差し指を教祖に向ける。
「証拠はあるさ。
警察の証言 をまとめよう。
髪の毛を触ると、黒猫の毛が入っていた不自然さ。
被害者の髪の毛が墓場にいるのにもかかわらずボロボロだった。
意地上に教祖が髪の毛の話題に気配がなかった。
これらを考えれば、被害者の様子からして髪の毛に秘密があるんだと推測すると、教祖が触っていると分かる。
直前に教祖を触った首を絞めた張本人の信者の手の皮脂が被害者の髪の毛に上に何回も付着しているんだ。
髪の毛を塩酸で溶かさなかった理由 は髪の毛に愛しの猫の毛が紛れ込んでいたとすると、躊躇したんだな。
以上手順を踏まえると、そこに睨まれていた警察が乱入してきて、絶体絶命になり、凶器を新品の教祖の元妻が使っていた別物もと切り替えた。
時間のないから彼の体に儀式用の塩酸をかけ自身と信者の指紋を取り消す。
大嫌いな元妻が作った黒猫儀式用に使う新品用のローブを指紋がつかないようにかぶせて、カモフラージュし、近くの海で凶器と塩酸を投げ捨てたんだ」
「その証拠だがーーー教授が教えてくれたおかけで俺が科捜研に脅しをかけたら本当だったものだから驚いた」
そうして………教祖は逮捕された。
鳴り止まないサイレントをかき分けて、道を歩いていた俺達。
なんだか今日は疲れた……。
ソクラテス団の攻防といい、推理といい、数学といい頭を使いすぎた。
そんな中勇斗が。
「そういえば、教授何か新しい趣味を初めたのかい?」
「へ?
なんで?」
「だって、咲教授………ゴシックみたいな指輪をしてたよ?」
「え………なんで………。
そんな趣味はないはずだが………」
「しかも、身体が最近弱ってきている気がするんだよね……悩み事でもあるのかな?」
「何だか………嫌な予感がするけど………
気のせいだろう。
さぁ、帰ろう。
勇斗」
「どこに?」
「数学クラブだよ」
この時まだ俺は知らなかった。
咲教授が全く持って、不可解な死がこの時もう既に訪れていたことを。
fin………?


