「事件状況⑤だ!!
証言はこうだ。
教壇が黒猫につけていた仮面だという証言を町の人に聞く。
事件があったであろう前日に、ざわざわと聖者の野薔薇墓場と呼ばれる場所が騒がしかった事を隠れ信者が伝えてくれる。
野薔薇墓場をこっそり偵察していた秘密公安が異臭がしたと話す。
推理してやろう。
黒猫、椎名を浄化する目的で、教祖様や関わった信者を引き入れて持っていこうとした立入禁止区域に入ったんだ。
ここでミスリードがある。
教祖の為に首を絞めた首謀者が自首するという事件だ。
だがそれが真実ではない。
何故なら、 一人にしては手が込みすぎているからだ。
よって纒めると手順はそこで封印の技として、顔に魔除けの猫の仮面を縫うように着けて、運命を全うするように彼を墓場に捨てようとした」
冷たい風が窓から吹いてきて、湿っぽい匂いがした。


