「事件状況④だ。
証言はこう。
この頃教祖様が暴れ通して教訓の言葉どころじゃなかった時期を役所の噂で聞く。
いつも教祖様は、白い生の刃物と黒い死の刃物を、大切にしていた事を知る。
刺され具合が36箇所もあったことを知る。
纒めると教祖様が近くにいた可能性が高く命令した可能性がある。
この時に教祖様が真犯人の可能性だと僕は睨んでいたよ。
そして36箇所も刺したいほどの恨みを持つ犯人が教祖様ではないかとね。
よって手順としては、正式なものに対して触れられた教祖の怒りは収まらず、滅多刺しにしたんだろ。
君がね」
教祖様は黙ってこちらを眺めていた。
さすがは鋭い数学を学ぶ者の志のようなものが見えて、身震いする誇らしさだが。
犯罪者だ。
尊敬してはダメだ。


