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後日、警察に縁を切られた俺達はーーー途方に暮れていて。
「教授……どうするんですか?」
「まぁ、打開策を考えてはいるがーーーまだ、その時ではないな。
迂闊に動けば、ソクラテス団に目をつけられるからな」
と教授はどこ吹く風で。
一方勇斗は、相変わらずゴミみたいにしか思えない抽象画をノートに描いて連ねていて。
イライラが募る中、扉を2回叩く音がした。
「すみません、探偵クラブですか?
公安警察の……佐々木と申します」
やってきてくれたのは、でっぷりした公安警察その人だった。
「えっと……え?
警察の方ですか?
というか、なんで………」
「実は………署長のやり方に疑問がありまして、独断で抜け出してきたんです………」
話を聞けば、ソクラテス団と手を組むと意気込んでいた署長についていけなくなったとのこと。
「あの……証言を貴方達にーーー伝えようと思いましてーーー」
「え!?
いいの?!」
「えぇ。
あのソクラテス団という、怪しい団体も僕は信用していないのでーーー貴方が方々の力を貸してほしいんですよ……」
と早速証言をしだした。
早速事件当初担当していたという佐々木さんは、事件があった当日。
仲間とともに、墓場を探索していたら金属がぶつかる音がしたと。
そして、死体を発見して死体に刺さった刃物をーー調べたら元妻の指紋があったとのこと。
そして、元妻の指紋はあったものの死体にあった切り口と刃物の切り口は違うものだということで、カモフラージュかもしれないと。
でも、死体の皮膚が微妙に溶けておりーーローブはまた元妻のものだったとのこと。
このローブも新品だった。
そして最後のおかしなことといえば、海に大量に魚が打ち上げられていたとのことだ。
全ての話を聞き終えた教授は、指を鳴らし「教祖様とあったかい?」と聞き出した。
うーんと悩んだ、佐々木さん。
だが、暫くして。
髪の毛を触ると、黒猫の毛が入っていた不自然さ。
被害者の髪の毛が教壇にいるのにもかかわらずボロボロだった。
意地上に教祖が髪の毛の話題に気配がなかった。
と証言して。
「君達。
喜び給え。
犯人を見つけた」
と教授は話した。


