黒猫の仮面をつけた男が死んでいた。
野薔薇埋め尽くす、銀白のお墓。
いや、仮面をつけていたのではない。
黒猫を模した。
銀白のアイシャドーを施した黒猫仮面を縫い付けられていた。
大きな薔薇の園の中心部。
それを囲むような墓場。
不気味な教会の鐘がどこからともなく鳴り響く。
そこへ来ていた、公安警察の一人が腰を抜かし。
「こちら、部下✕✕。
たった今、遺体を発見しました」
と、報告した。
それもそのはず。
遺体には、沢山の流血が飛び知っていたから。
真紅の薔薇が黒く変色していたこと。
鼻を突くような異臭漂っていた。
それに遺体の状況からして、ローブを被せられていたから。
そのローブは金色の√4という数字がびっしりと。
その恐ろしい状況は、怪しい宗教施設を思わせる。
「教団で何かあったようです。
あの人達の力をかりますか?」
本部からOKが出た。
そこで、ゆっくりと部下は近づく。
やはり異臭がして、嗚咽ついた。
だが、じっと目を凝らす。
体に穴が空いており臓器が見えるほど刺されている。
体の中心には、銀色のナイフ。
悪魔を型どったーー銀色ナイフ。
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