俺が笑わせるから。~チャラ男王子の甘すぎる独占欲~


翌朝。


​昨日、あんなに泣いたのが嘘みたいに、空は抜けるように青い。


だけど、私の心はまだ昨日の図書室に置き去りにされたままで。


​どうしよう。

どんな顔して教室に行けばいいの……?


やっぱり​恭弥くんの告白は、きっと、悲しんでいる私を元気づけるための嘘だ。


そう自分に言い聞かせても、顔が熱くなるのを止められない。


​俯きながら、なんとか教室のドアを開けると――。



​「あ、恭弥くーん!おはよー!」


「ねえねえ、昨日LIMEしたの見てくれた?」



​教室の窓側の前方は、いつものように女子たちの華やかな声で埋め尽くされていた。


その中心にいるのは、金髪を朝日に光らせた恭弥くん。