目の裏に映し出される思い出は、楽しくて幸せなものばかりで。 あの日から、更新される事はきっともう無いだろう。 流石に、私でもそこら辺は理解しているつもりだ。 ……きっと待っている、私の事を。 まだ早いだろう、と言われても私は一生後悔しない。 怒られるのなんて本望だ。 いっそ怒ってほしい。 怒った後に『どうして俺が怒ったのかちゃんと分かってんの?』と少し呆れたように笑って、優しく抱き締めてほしい。 …大丈夫。 きっと、大丈夫だから。 少しだけ気持ちが落ち着いてフェンスから手を離した。